夢
自然と睡眠から日常意識へ目覚めると、夢の中での経験や感情、思考、記憶といった霊的意識はまだ保持されており、これは気体のように自己の内に滞留している。起きて身体を動かしたり思考、飲食を摂るなど行為することによって人の霊的感覚はこの世界へ引き戻されて霧散される。
寝起きは人の器が霊的に補充され満たされているから煙草を喫む必要がなく、また霊的に満たされている状態なので味がまったく異なる。霊的に満たされていると物質界本来の味のみとなり、とくに苦味を感じて霊的意識を打ち消す作用となる。これは肉体と霊体との保存則が成立していることを指す。
科学的には脳の周波数が睡眠時と覚醒時で異なる。睡眠時は脳波が遅く低いが覚醒時は早く高い。
不思議
20年ほど前の小学6年生だろうか。母と姉と家を引っ越してマンションに移ってからのこと、友だちOと他愛無い話をして学校から帰る暖かい時期、最後の岐路ガソリンスタンドを曲がって少し立ち話をしていたのか後ろの宙を見上げたとき、赤く光る隕石が遠くに見えた。星や飛行機と比べても大きい。暫く気に掛けて見ていると段々と赤みが増して大きくなり、こちらに近づいているように見える。Oに「あれ隕石じゃない?」と聞くと「ん?どれ?」と指さして伝える。「隕石近づいてきてるように見えるけど、こっちに落ちるんかな」と言うと「やばいやばい」と二人急いで帰った。母にこの隕石が差し迫っていることを伝えると「人工衛星でしょ」の一言で終わり、ずっと胸がドキドキ高鳴り落ち着かなかった。
翌朝、母に「隕石どこか落ちてない?大丈夫だった?」と聞いても特にこれといって反応が無く、学校でOと再会したときに昨日の話をすると「隕石が落ちてきているのにそれを伝えても、うちの母さんも特に何も言わなかった」といった次第で二人もやもやのまま、他の友だちに話しても誰も見ていないようで。宇宙や恐竜の本はよく読んでいたので、あの隕石が落ちたら大ニュースだ。
コメントを残す